神戸牛とはWhat's Kobe beef

神戸牛とは

最初から神戸ビーフとして生まれてくる牛はいません

世界の舌を魅了する、日本が誇る和牛の代表とも言えるのが「神戸ビーフ」です。
「但馬牛」の中でも、一定の品質基準を満たす「選りすぐり」だけが「神戸ビーフ」の称号を得ます。
きめ細かく上品な甘みのある赤身が、脂肪の風味や香りと溶け合うハーモニーは、美食を極めた世界中のセレブリティをも魅了するほどです。

【繁殖・肥育】
兵庫県内の指定生産者が愛情込めて純血の但馬牛の子牛を繁殖・肥育します。

【出荷】
兵庫県の食肉センターに出荷され、全頭BSE検査後、市場に出されます。

【格付け】
霜降りの度合いを表す「B.M.S.」がNo.6以上、また肉質やきめの細かさ、重量制限など厳しい条件に当てはまるものだけが「神戸ビーフ」と認定されます。

おいしさの特長

神戸ビーフのおいしさは科学でも証明されています

霜降りとは、脂肪が筋肉の中に細かく入りこんだ状態のこと。
神戸ビーフはこのサシ(脂肪分)が人肌で溶けるほど融点が低いのが特長。きめ細かく上品な甘みのある赤身が、脂肪の風味・香りと溶け合うハーモニーが、神戸ビーフの醍醐味です。また、おいしさの決め手であるイノシン酸やオレイン酸が豊富であることが、科学分析で明らかになっています。

【霜降り】
融点の低いサシ(脂肪)がとくに細かく筋肉の中に入り込んでいる。

【赤身】
肉繊維がきめ細かく、上品な甘みがある。

【うまみ成分】
脂肪の風味の決め手であるオレイン酸やうまみ成分イノシン酸を豊富に含む。

比類なき名門素牛の血統

牛肉の肉質を左右するのは何よりも「血統」です

日本海に面し、平野が少ない山地・但馬地方に起源をもつ但馬牛。
現存するごくわずかな日本原種の黒毛和牛のなかでも頂点とされ、全国の和牛品種改良の「素牛」として使われています。

大切な遺産。「神戸ビーフ」を守る、農家

子牛たちは清澄な水と選び抜かれた飼料とともに、ストレスなくのびのびと育てられ、ゆっくりと成牛になります。手 間ひまがかかるため、年間肥育できる頭数も限られているのです。